Gracious garden
- Today is a gift -
2017-08-22 (Tue)
19日の夕方はこちらへ。

奈良から今本先生がいらして2時間たっぷりとお話をしてくださいました。
(この講演会は、先生とアノンちゃんのお父さんとの御縁で開催されたものです。
こういった機会をいただけたことに感謝。ありがとうございました。)
会場で、思いがけず何人かの知り合いにも会えました。
(終わったあと声をかけられるまで、目の前の席に座っていた知り合いに全く気付かなかった・笑)
あと、もしかしたら会えるんじゃないかしら―。とちょっと期待してた方はいらしてなくて残念。
いつかどこかで会いたいんですけど。
公園の内容ですが、かなり広範囲で「遺伝病ってこういうもの、こんなにあるんだよ」というお話をされていました。
基本と言えば基本ですが、最近は遺伝疾患から頭が離れ気味だったので、脳みそ活用するいい機会だったと思います。^^;
そうなんですよね、発症犬が出た時はけっこう「わー」っと話題になるのに、その内遠のいてしまう。
私も新しい情報がない限り書く内容は同じになってしまうので、もうずいぶん長いことNCLについて取り上げていません。
書いても変わんないなーって気持ちも実際あり、
話題になるたびに、また同じことが、なんで今更、とマイナスな方向に気持ちがいくのも事実。
つまり、結局変わってないんだなー。
先生の示された発症犬のデータは2008年までのものでしたが、昨年も亡くなっている子がいるそうです。
(その時に回りの関係者はどう動いたか、繰り返さないための措置が何か取られたのか聞けば良かった。そこ大事なのに。)
一昨日からどう書こうかと、書き始めては手を止め、文字を消し、また書いては消し、の繰り返しでした。
グレースのキャリア判定(実際はクリア)を受けて以来、NCLを無くすための方法とか考え方とか、素人なりに考えてネットにあげていたのだけど、10年以上経った今も、書けることは同じ。
どういう繁殖でアフェクテッドやキャリアが出るか、
NCLの遺伝形式は10年経とうが変わらないわけで、つまり科学的な解決方法も変わらないのです。
出現させない方法がわかって、その為の検査法もできているのに、
10数年経っても無くならないのは何故でしょうね。
ほぼあきらめてるけど、あきらめたと認めたくないので(溺れる者は藁をもつかむ状態・^^;)
昔の記事からみっつ、ピックアップしてみました。
・2010年3月31日 遺伝病講演会を終えて
・2010年11月9日 発症犬を出さないために
もうひとつ、遺伝の仕組みをできるだけわかりやすくまとめようと書いた記事を、この下にそのまま載せておきます。
純血種を求めた以上、彼らについて「知ること」も飼い主の責任であり愛情であると思います。
知ることの第一歩、きっかけのひとつにでもなればと願ってます。

2014年7月26日 【ボーダーコリーのCL症(NCL)発症犬を出さないために】
今まで何度も取り上げてきたCL症ですが、
最近になってボーダーコリーと暮らし始めた方、今までCL症という病気にあまり馴染みのなかった方たちに、この病気を理解してもらうために記事を書くことにしました。
できるだけわかりやすく簡単に、要点をまとめたいと思います。
簡単にと言いながら前置きさせてもらいますが、
CL症は、あっという間に根絶できる病気です。
繁殖に気をつければCLを発症する犬を生みだすことはありません。
日本でボーダーコリーの発症が確認されてから、もう10年以上が経ちます。
日本で検査が受けられるようになってからは8年です。
なのになぜ、今でも発症する子が生まれているのか。
この点を考える手助けになるといいなと思います。
【CL症は遺伝病】
単一遺伝病(メンデル遺伝病とも言う)であり、常染色体劣性遺伝という形で受け継がれます。
環境要因には左右されません。
【CL症はボーダーコリー特有の病気か】
違います。
日本で最初に発症例が見つかったのはチワワで、ほかにジャックラッセルテリア、サルーキにも見つかっています。
【遺伝子検査の結果を理解する】
検査結果はクリア、キャリア、アフェクテッドの三つに分かれます。
クリアは、その遺伝子を持っておらず、
キャリアは、持っていますが表に出ることはありません、保因するのみです。
アフェクテッドが、発症です。
キャリア犬が発症することはありません。
【発症犬(アフェクテッド)はどうして出るのか】
キャリア×キャリア、つまりキャリア犬同士の交配によって出ます。
しかし、生まれた子達全員がアフェクテッドではありません。
クリアを○○、キャリアを○●、アフェクテッドを●●、と考えてみてください。
4分の1の確率で発症する(アフェクテッド)子が生まれ、
4分の1の確率で変異遺伝子を持たない(クリア)子が生まれます。
残りの2分の1がキャリアとなります。
つまり4頭で生まれた場合、1頭が発症、1頭がクリア、2頭がキャリアになる確率です。
キャリア×キャリア以外にもアフェクテッドが出る図式があります。
発症犬(アフェクテッド)を交配に使った場合です。
交配相手がキャリアでもクリアでも、生まれた子はキャリアかアフェクテッドです。
発症犬が使われるなんて~と思う方もいるかもしれませんが、
CL症の症状が出る(概ね1歳の誕生日を過ぎてから)以前に交配に使われることがあります。
症状は出てなくても、その遺伝子を持って生まれてきてるので、それまでクリアだっったのが途中でアフェクテッドになったり、キャリアになったりということはありません。
【キャリア×クリアの交配では?】
半分がキャリア、半分がクリアになります。
また、アフェクテッド×クリアでは、生まれる子すべてがキャリアです。
【どうしたら発症犬を出さずにすむか】
クリア×クリア、クリア×キャリアの交配では、クリアとキャリアしか出ません。
キャリア同士の交配、それと、アフェクテッドを交配に使うことを避ければ、発症するボーダーコリーはいなくなります。
【その為にはどうしたらいいのか】
遺伝子検査を受け、繁殖に使う子の結果を確認してから交配を考えるべきです。
また、その子の両親犬が間違いなく検査を受けているのなら、その子の結果もほぼ推測できます。
「多分大丈夫」は、大丈夫じゃありません。
全く意味を成さない思い込みです。
2006年から日本国内で、口腔内の唾液、または血液でCLの遺伝病検査ができます。
現在ではJBCHN(ジャパンボーダーコリーヘルスネットワーク)を通じてCL症研究者大和先生の他に、IDIDA JAPANやバイオス、カホテクノなど民間の検査機関でも行なっています。
【それ以外にできることは?】
ここからは私見になりますが、
検査は繁殖する前に行うべきなのに、現在流通しているボーダーコリーの多くは、未だに検査を行わずにお金の為に繁殖されています。
日本のボーダーコリー全体のこれからを考えて繁殖をしている人は、ごくごくわずかです。
何故、何も考えずに産ませるのか。
売れるからです。
なんでもいいから目の前にいるボーダーコリーに産ませれば売れる。
ブリーダーというには程遠い、“犬や”が繁殖をしています。
ある犬種のブームが起きれば、ブームが過ぎ去るうちにその犬種をどんどん産ませます。
求める側がいなければ、お金にならない繁殖は廃れます。
【CL症は根絶できる】
遺伝子検査ができるようになって、日本のボーダーに関してはCL症のファミリーツリーが形になっています。
しかし、遺伝病に無知・無関心な繁殖をする側と求める側が減らない限り、ツリーは成長していきます。
CL症は、出ると思ったところに出る。
予測ができます。
親から受け継いだ遺伝子がわかるのですから、受け継がせないようにすることもできるのです。
以上、CLの発症犬を出さないためのベースになるものをと思ってあげてみました。
今回は、「NCLの発症犬を出さないために」だけに絞って書いてみましたが、
他にもたくさんある遺伝病を考えると、単純にこれだけを考えて繁殖OKとするのは間違いです。
CL症が、TNSやCEA、PRAなど他の遺伝病に比べて注目されたので、
とりあえずCLの検査だけを受けて、「うちの子はCLクリアなので大丈夫です!」という繁殖家もいます。
大変浅はかで愚かしい、無知としか言いようがありません。
注) TNS・・・捕捉好中球症候群
CEA・・・コリーアイ異常
PRA・・・進行性網膜委縮
CL症及び遺伝病については カテゴリーCL症にまとめてあります。
わかりやすい、とは言い難いのですが、時間のある時にお読みいただければ嬉しいです。
また、JBCHNのHPにはボーダーコリーの遺伝病について医学的にも詳しく書かれており、CL症を正しく理解するために是非目を通していただきたいと思います。


奈良から今本先生がいらして2時間たっぷりとお話をしてくださいました。
(この講演会は、先生とアノンちゃんのお父さんとの御縁で開催されたものです。
こういった機会をいただけたことに感謝。ありがとうございました。)
会場で、思いがけず何人かの知り合いにも会えました。
(終わったあと声をかけられるまで、目の前の席に座っていた知り合いに全く気付かなかった・笑)
あと、もしかしたら会えるんじゃないかしら―。とちょっと期待してた方はいらしてなくて残念。
いつかどこかで会いたいんですけど。
公園の内容ですが、かなり広範囲で「遺伝病ってこういうもの、こんなにあるんだよ」というお話をされていました。
基本と言えば基本ですが、最近は遺伝疾患から頭が離れ気味だったので、脳みそ活用するいい機会だったと思います。^^;
そうなんですよね、発症犬が出た時はけっこう「わー」っと話題になるのに、その内遠のいてしまう。
私も新しい情報がない限り書く内容は同じになってしまうので、もうずいぶん長いことNCLについて取り上げていません。
書いても変わんないなーって気持ちも実際あり、
話題になるたびに、また同じことが、なんで今更、とマイナスな方向に気持ちがいくのも事実。
つまり、結局変わってないんだなー。
先生の示された発症犬のデータは2008年までのものでしたが、昨年も亡くなっている子がいるそうです。
(その時に回りの関係者はどう動いたか、繰り返さないための措置が何か取られたのか聞けば良かった。そこ大事なのに。)
一昨日からどう書こうかと、書き始めては手を止め、文字を消し、また書いては消し、の繰り返しでした。
グレースのキャリア判定(実際はクリア)を受けて以来、NCLを無くすための方法とか考え方とか、素人なりに考えてネットにあげていたのだけど、10年以上経った今も、書けることは同じ。
どういう繁殖でアフェクテッドやキャリアが出るか、
NCLの遺伝形式は10年経とうが変わらないわけで、つまり科学的な解決方法も変わらないのです。
出現させない方法がわかって、その為の検査法もできているのに、
10数年経っても無くならないのは何故でしょうね。
ほぼあきらめてるけど、あきらめたと認めたくないので(溺れる者は藁をもつかむ状態・^^;)
昔の記事からみっつ、ピックアップしてみました。
・2010年3月31日 遺伝病講演会を終えて
・2010年11月9日 発症犬を出さないために
もうひとつ、遺伝の仕組みをできるだけわかりやすくまとめようと書いた記事を、この下にそのまま載せておきます。
純血種を求めた以上、彼らについて「知ること」も飼い主の責任であり愛情であると思います。
知ることの第一歩、きっかけのひとつにでもなればと願ってます。






2014年7月26日 【ボーダーコリーのCL症(NCL)発症犬を出さないために】
今まで何度も取り上げてきたCL症ですが、
最近になってボーダーコリーと暮らし始めた方、今までCL症という病気にあまり馴染みのなかった方たちに、この病気を理解してもらうために記事を書くことにしました。
できるだけわかりやすく簡単に、要点をまとめたいと思います。
簡単にと言いながら前置きさせてもらいますが、
CL症は、あっという間に根絶できる病気です。
繁殖に気をつければCLを発症する犬を生みだすことはありません。
日本でボーダーコリーの発症が確認されてから、もう10年以上が経ちます。
日本で検査が受けられるようになってからは8年です。
なのになぜ、今でも発症する子が生まれているのか。
この点を考える手助けになるといいなと思います。
【CL症は遺伝病】
単一遺伝病(メンデル遺伝病とも言う)であり、常染色体劣性遺伝という形で受け継がれます。
環境要因には左右されません。
【CL症はボーダーコリー特有の病気か】
違います。
日本で最初に発症例が見つかったのはチワワで、ほかにジャックラッセルテリア、サルーキにも見つかっています。
【遺伝子検査の結果を理解する】
検査結果はクリア、キャリア、アフェクテッドの三つに分かれます。
クリアは、その遺伝子を持っておらず、
キャリアは、持っていますが表に出ることはありません、保因するのみです。
アフェクテッドが、発症です。
キャリア犬が発症することはありません。
【発症犬(アフェクテッド)はどうして出るのか】
キャリア×キャリア、つまりキャリア犬同士の交配によって出ます。
しかし、生まれた子達全員がアフェクテッドではありません。
クリアを○○、キャリアを○●、アフェクテッドを●●、と考えてみてください。
4分の1の確率で発症する(アフェクテッド)子が生まれ、
4分の1の確率で変異遺伝子を持たない(クリア)子が生まれます。
残りの2分の1がキャリアとなります。
つまり4頭で生まれた場合、1頭が発症、1頭がクリア、2頭がキャリアになる確率です。
キャリア×キャリア以外にもアフェクテッドが出る図式があります。
発症犬(アフェクテッド)を交配に使った場合です。
交配相手がキャリアでもクリアでも、生まれた子はキャリアかアフェクテッドです。
発症犬が使われるなんて~と思う方もいるかもしれませんが、
CL症の症状が出る(概ね1歳の誕生日を過ぎてから)以前に交配に使われることがあります。
症状は出てなくても、その遺伝子を持って生まれてきてるので、それまでクリアだっったのが途中でアフェクテッドになったり、キャリアになったりということはありません。
【キャリア×クリアの交配では?】
半分がキャリア、半分がクリアになります。
また、アフェクテッド×クリアでは、生まれる子すべてがキャリアです。
【どうしたら発症犬を出さずにすむか】
クリア×クリア、クリア×キャリアの交配では、クリアとキャリアしか出ません。
キャリア同士の交配、それと、アフェクテッドを交配に使うことを避ければ、発症するボーダーコリーはいなくなります。
【その為にはどうしたらいいのか】
遺伝子検査を受け、繁殖に使う子の結果を確認してから交配を考えるべきです。
また、その子の両親犬が間違いなく検査を受けているのなら、その子の結果もほぼ推測できます。
「多分大丈夫」は、大丈夫じゃありません。
全く意味を成さない思い込みです。
2006年から日本国内で、口腔内の唾液、または血液でCLの遺伝病検査ができます。
現在ではJBCHN(ジャパンボーダーコリーヘルスネットワーク)を通じてCL症研究者大和先生の他に、IDIDA JAPANやバイオス、カホテクノなど民間の検査機関でも行なっています。
【それ以外にできることは?】
ここからは私見になりますが、
検査は繁殖する前に行うべきなのに、現在流通しているボーダーコリーの多くは、未だに検査を行わずにお金の為に繁殖されています。
日本のボーダーコリー全体のこれからを考えて繁殖をしている人は、ごくごくわずかです。
何故、何も考えずに産ませるのか。
売れるからです。
なんでもいいから目の前にいるボーダーコリーに産ませれば売れる。
ブリーダーというには程遠い、“犬や”が繁殖をしています。
ある犬種のブームが起きれば、ブームが過ぎ去るうちにその犬種をどんどん産ませます。
求める側がいなければ、お金にならない繁殖は廃れます。
【CL症は根絶できる】
遺伝子検査ができるようになって、日本のボーダーに関してはCL症のファミリーツリーが形になっています。
しかし、遺伝病に無知・無関心な繁殖をする側と求める側が減らない限り、ツリーは成長していきます。
CL症は、出ると思ったところに出る。
予測ができます。
親から受け継いだ遺伝子がわかるのですから、受け継がせないようにすることもできるのです。
以上、CLの発症犬を出さないためのベースになるものをと思ってあげてみました。
今回は、「NCLの発症犬を出さないために」だけに絞って書いてみましたが、
他にもたくさんある遺伝病を考えると、単純にこれだけを考えて繁殖OKとするのは間違いです。
CL症が、TNSやCEA、PRAなど他の遺伝病に比べて注目されたので、
とりあえずCLの検査だけを受けて、「うちの子はCLクリアなので大丈夫です!」という繁殖家もいます。
大変浅はかで愚かしい、無知としか言いようがありません。
注) TNS・・・捕捉好中球症候群
CEA・・・コリーアイ異常
PRA・・・進行性網膜委縮
CL症及び遺伝病については カテゴリーCL症にまとめてあります。
わかりやすい、とは言い難いのですが、時間のある時にお読みいただければ嬉しいです。
また、JBCHNのHPにはボーダーコリーの遺伝病について医学的にも詳しく書かれており、CL症を正しく理解するために是非目を通していただきたいと思います。






2016-08-26 (Fri)
久しぶりにCL症の話題を取り上げようと思ったのに、またPCの動きが悪い。
とりあえずJBCHNのHPトップに「2016年論文報告」として大和先生がまとめられた遺伝子検査の結果が掲載されているので、ボー飼いさんもそうでない方も目を通してくださいな。
JBCHNのHPは、このブログをPC版で見ていただけると右カラムにリンクがあります。
(スマホでは記事内にどうやってリンク貼ったらいいかわからなかった^^;)
ずっと更新されてなかったので、JBCHN自体もう機能してないのかと油断してたよ。
またPCの調子がいい時に、この件について取り上げようと思ってます。m(_ _)m
とりあえずJBCHNのHPトップに「2016年論文報告」として大和先生がまとめられた遺伝子検査の結果が掲載されているので、ボー飼いさんもそうでない方も目を通してくださいな。
JBCHNのHPは、このブログをPC版で見ていただけると右カラムにリンクがあります。
(スマホでは記事内にどうやってリンク貼ったらいいかわからなかった^^;)
ずっと更新されてなかったので、JBCHN自体もう機能してないのかと油断してたよ。
またPCの調子がいい時に、この件について取り上げようと思ってます。m(_ _)m
2015-05-20 (Wed)
2014-11-13 (Thu)
dog actyually の中で尾形聡子さんが、先月行われたIDIDAのセミナーの内容をまとめてくださってます。
IDIDAの活動というのが、飼い主側にとっては遺伝子検査のほかはあまりよくわからず、設立後間もなく繁殖者への啓蒙をお願いしたい旨メールした覚えがあるのだが、通り一遍のお返事をいただいただけに終わった。
今回のセミナーに、どれだけのブリーダーが興味を持って足を運んだか(運んだのか?)は不明だが、
それを言うなら一般の飼い主もどれだけ出席したのかも疑問だが、
遺伝学に詳しいライターの尾形さんが記事にしてくれたことで、日本中のブリーダーやペット業界関係者、飼い主が知る機会を得た。
何回かに分けて書かれるようだが、犬と関わる全ての人が、しっかりと時間をかけて、自分の中で消化していってほしいと思う。
知っておこう!犬の遺伝、遺伝性疾患について(1)
NCL関連のことを書いた時に一緒に書こうと思って、機会を逸していた情報。
(情報といっても、決して目新しいものではないんですけど(;^_^A)
今まで致死性とされてきたボーダーコリーのTNS(捕捉好中球症候群)。
現在は、有効な治療法が見つかっています。
対症療法であるにせよ、飼い主さんにとってもすべてのボー飼いにとっても、喜ばしいことですね。
逆に、治療の方法が見つかったことでその病気が軽んじられることはあってはいけないことで、
根っこには、依然として遺伝子の問題があることに変わりはありません。
IDIDAの活動というのが、飼い主側にとっては遺伝子検査のほかはあまりよくわからず、設立後間もなく繁殖者への啓蒙をお願いしたい旨メールした覚えがあるのだが、通り一遍のお返事をいただいただけに終わった。
今回のセミナーに、どれだけのブリーダーが興味を持って足を運んだか(運んだのか?)は不明だが、
それを言うなら一般の飼い主もどれだけ出席したのかも疑問だが、
遺伝学に詳しいライターの尾形さんが記事にしてくれたことで、日本中のブリーダーやペット業界関係者、飼い主が知る機会を得た。
何回かに分けて書かれるようだが、犬と関わる全ての人が、しっかりと時間をかけて、自分の中で消化していってほしいと思う。
知っておこう!犬の遺伝、遺伝性疾患について(1)
NCL関連のことを書いた時に一緒に書こうと思って、機会を逸していた情報。
(情報といっても、決して目新しいものではないんですけど(;^_^A)
今まで致死性とされてきたボーダーコリーのTNS(捕捉好中球症候群)。
現在は、有効な治療法が見つかっています。
対症療法であるにせよ、飼い主さんにとってもすべてのボー飼いにとっても、喜ばしいことですね。
逆に、治療の方法が見つかったことでその病気が軽んじられることはあってはいけないことで、
根っこには、依然として遺伝子の問題があることに変わりはありません。
2014-10-23 (Thu)
CL症と闘っているアノンちゃん。
同じように頑張っていた同胎のりく君が
今朝、息を引き取ったそうです。
苦しみを取り除いてあげることができない、
1年前の、何事もなかった頃の身体に戻してあげられない。
生きる為にがんばっているりく君を目の当たりにして、ご家族のつらさはどれほどだったことでしょう。
2歳6カ月と9日。
これからが、ヒトと犬が共に暮らす喜びを、お互いに与えあえる最高の時。
彼とご家族には、その時間がありませんでした。
りく君
どうか安らかに
そして 思う存分、空を駆けまわってね

(Phot by フリー素材屋Hoshinoさん)
合掌
同じように頑張っていた同胎のりく君が
今朝、息を引き取ったそうです。
苦しみを取り除いてあげることができない、
1年前の、何事もなかった頃の身体に戻してあげられない。
生きる為にがんばっているりく君を目の当たりにして、ご家族のつらさはどれほどだったことでしょう。
2歳6カ月と9日。
これからが、ヒトと犬が共に暮らす喜びを、お互いに与えあえる最高の時。
彼とご家族には、その時間がありませんでした。
りく君
どうか安らかに
そして 思う存分、空を駆けまわってね

(Phot by フリー素材屋Hoshinoさん)
合掌