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2009-11-16 (Mon)
誤解されてる方が多いかもしれません。
「CL症はボーダーコリー特有の病気か」

答えは NOです。

自分で書いた記事では、「ボーダーコリーとしては国内初の~」といった表現を使ってきたので 「CLはボーダー特有の病気ではない」ことに違和感を持ったことがないのですが、
自分がボーダーを飼ってることで、ボーダー以外の記事に目がいく機会が少ないからか、
他の犬種の遺伝性疾患については 確かにあまり目に触れませんね。

日本で初めてCLの発症が確認されたのは チワワということです。
海外を見ると、もっと多い犬種(おそらく10犬種以上)にCL症が確認されています。

純血種というのは、人間の手を介して交配を重ねた結果できあがったものです。
人間のために作られた子たちと言えるでしょう。
純血種と暮らして 初めて遺伝性疾患というものの重さに気づきます。
もちろん人間にだって、たくさんの遺伝性疾患はあるでしょうが
400以上とも言われている遺伝性疾患を抱えた種は、他に類を見ないのではないでしょうか。

参考サイト→Online Mendelian Inheritance in Animals(OMIA)
(英語です、 翻訳機能を使って雰囲気をとらえましょう
 もちろん英語ペラペラの方は自力でどうぞ~)

それから 犬種ごとの遺伝性疾患を知りたい方、こちらを見たことありますか。
 SiriusDog~Guide to Hereditary and Congenital Diseases in Dogs(148犬種のみ)
こちらも英語ですが、わかりやすいです。
知りたい犬種を探すと(アルファベット順に並んでいます) 名前のあとにいくつか番号が並んでいます。
SectionⅡでは番号順にその疾患名が載っています。
ボーダーコリーを例にとると、
65・109・152・186・214・221・221a・256 といった番号があり、
このうちの214がCL症(正式名称 Neuronal ceroid lipofuscinosis)になります。


・・・と、疾患名を知ることが本筋ではなく、(^∧^)
情報というのは刻々と増え続け、一つのまとまった形で目に触れることが少ないことで誤解を招いていきかねないと感じたことから
古い情報でも「現在でも正しいもの」 を掘り起こしてみました。


 今までにも何度か使ってきた言葉ですが、
クリアであろうとキャリアであろうと、フラットに受け止めることが大事だと思っています。
いいとか悪いではなく、繁殖させなければクリアはクリアなだけであり、キャリアもただキャリアだというだけです。
そこに人間の感情を持ち込むことはできるだけ避けたいものです。

※ 結果がどうであれ、グレースのように繁殖させてしまった場合はまた別の話ですよ。
グレースは、二重にも三重にも繁殖に適した子ではありませんでした。
それをわからないまま赤ちゃんを産ませたことは 私がこれからもずっと背負っていくべき痛みであり、必然やるべきことも出てくることでしょう。

 現在、事情により国内でのCL検査はストップしていますが
CL症は、遺伝性疾患であるがゆえに自分の子だけの問題ではありませんね。
先祖にあたる子たちのどこかでこの遺伝性疾患が断ち切られていたら、
未だにこの病気が犬たちを苦しめることはなかったし、飼い主も恐怖を感じる必要はないわけです。
この病気を撲滅するためには 繁殖させる犬の検査が必須であること、
犬を買う側の飼い主も しっかりとした知識を身につけることが必要だと感じています。
初めはわからなくても、一緒に暮らし始めていろんなことに気づいたら
そこから、そこが始まりです。


11月に入り、あらたに国内で発症が確認されたボーダーコリーがいます。
この子とご家族の苦しみを思うと かけられる言葉が浮かびません。

せめて少しでも苦痛が減りますように


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| CL症 | COM(0) |















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