12345678910111213141516171819202122232425262728293031
2011-07-09 (Sat)
 6月からJBCHNを通じ、国内でもTNSの検査ができるようになった。
申込方法やサンプルの採取法などは すべてCL症の遺伝子検査と同じ。

私の場合は 
・6月9日に検査希望をメールで申し込み
・同日 JBCHNから申込書など詳細についてメールで返事が届き
・13日 検査料金、必要書類等送付
・16日 検査キット到着
・21日 サンプル採取後すぐに送付
・7月4日 検査結果到着 


グレースTNS検査結果証明書


 2歳の時に 純血種の交配について私自身無知なままグレースに出産をさせた。
11歳の今、この検査を受けることにどれだけ意味があるかはわからない。
今になってわざわざお金をかけてしなくても、という意見もあるだろうし、一般家庭で、それも一度の繁殖のためにそんなことしなくても、と思う人もいるかもしれない。

私の中では しなければいけないことをしないで来た、そのままにはしたくなかった。

それとは別に、外に対して伝えたい気持ちがあった。
TNSはCL症より認知度は低いにもかかわらず、キャリアの数はCLよりも多いと考えられている。
また、「CL症はショードッグの病気だからうちの子は関係ない」とされる向きがあるが、TNSはショードッグ・ワーキングドッグの別に関わらず、キャリアが存在しているという。
(実際日本の場合は、ショードッグかどうかでCLの心配があるかを分けることは意味がないように思える。見た目はショードッグとかけ離れても、何代か前にはその血にたどりつく子がほとんどだし、何代前であろうとキャリアは受け継がれる。)

当初TNSはオーストラリアのラインにのみ生じるものと考えられていましたが、2005年からの調査により、少なくとも40年以上前から各地のボーダーコリーに発生していたと考えられ、現在では、ボーダーコリー全体の5%~10%がTNSの欠陥遺伝子のキャリアと推定されています。
 オーストラリア・ニュージーランド・イギリスを始め世界のワーキングドッグ、ショードッグにTNSのキャリアが存在しています。キャリアの頻度数はCLより高いと考えられます。

         (JBCHN HP内の「海外からの報告例」より転載) 

CL症と同じ致死性の遺伝病でありながら、
ほとんどの場合CL症よりも発症月齢が低いことから、TNSと診断されることは難しいだろう。
「生まれつき身体が弱かった(虚弱)」「育たなかった」「たまたま弱い子もいたんだね」などと言われてお終いとなる子が多いのではないか。

TNS~遺伝性好中球減少症 という名前からして難しそうで、拒絶反応を起こしがち。
気持ちの中に、遺伝病のことなんて考えたくないって思う部分もきっとみんな持ってる。

それでも交配前に必要な検査はするべきだし、面倒だからと避けてはいけない。

「検査を受けることが普通」。
それが当たり前になってほしい。
検査は受けられること、受けてる犬がいることを 知ってもらいたい。

20110705_P7050034.jpg


 ボーダーコリーの遺伝性疾患については、
神戸ボーダーコリークラブさんの「遺伝性疾患」にも詳しく書かれています。
(こちらのサイト、まだ見たことのないボーダー飼いさんには是非目を通していただきたい。
ボーダーと暮らす時に知ってほしいこと、考えてほしいことがたくさん載っています。
ボーダーコリーについて私たちが持つ憧れ、溢れる愛しさ―――
William Henry Ogilvieが詠んだAuld Kepの詩は、何度読んでもぐっときます。)



~JBCHN及びKOBE BORDER COLLIE CLUBさんの許可を得て転載、リンクさせていただきました~
| CL症 | COM(2) |















管理者にだけ表示を許可する