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2012-02-21 (Tue)
 グレースが7歳の時から、今の先生に診てもらうようになった。
それまで通っていた病院から別のところに移るって、けっこう大ごと。
小さい時からずっと診てもらっていたし、機材もそれなりに揃っているし、
先生が何人もいるのは、良く考えればいろんな意見が聞ける(かもしれない)。
逆に、毎回違う先生だと 今までの経過をよく知らずに流れ作業的に診察されてるのではないかと、不安に思うことが何度かあった。

大学病院ではないが、「若い先生の勉強の場」的な雰囲気も受けていた。
何人かいると同時に人の入れ替わりもある。
「この先生に診てもらいたい」と思える先生が途中でいなくなってしまったことも、転院を考えるきっかけになった。
何より一番は、BUNの値が上がりALBが下がった時に、グレースの身体が今どうなっているのか、今後どうしていったらいいのか、話を聞いていても私自身がよくわからなくなってしまったこと。


副腎皮質機能低下症は、多くの場合わからずに「その子の寿命」として終わってしまう。
今の先生も20年以上の経験の中で、グレースと同じタイプの病気は2例しか診たことがないと言っていた(同じ機能低下症でも、中味は色々らしい)。


病院を変えてみて、私はとてもよかったと思う。
どの病院がいいかは、診たてがどうかということはもちろんだが、それよりも先生との相性がいいか悪いかが、その「診たて」をも左右してしまう。
この先生は、手際が良いし、「検査はできる限り正確に」だし、難しいことを言うけど聞いたら説明してくれる。

グレースのことを「グレース」と呼んでくれるのも私は好きだった。
その呼び方がとても自然で、ちゃんと「グレース」としてこの子に接してくれてるって気がした。

予約優先(以前は完全予約だった気がするが)なのも、待合室の混み具合を気にせずに済むので、こちらもゆっくり話を聞くことができる。
大体いつも1時間くらいの時間をとってくれた。


この先生にお世話になって5年。
治らない病気を持っていたことで定期的に通ったこともあるが、
やはり一人の先生に診てもらえたってことは大きかった。


グレースが亡くなったことを知らせた時。
挨拶に伺った時。
先生がかけてくれた言葉ひとつひとつに、涙が出た。

飼い主として、グレースにとっていつでも最善のことを選んでこれたわけではない。
それでもその都度納得しながら進んでこれたのは、先生のおかげだと思う。
医療の現場ではプロと素人でありながら、一緒にグレースを見てこれたっていう一体感のようなものがあった(あくまで私側の感覚ですが)。


病院を選ぶのに困ってる飼い主さんは多い。
どの先生が・どの病院が一番、ということはなくて、これも縁とかタイミング、そして相性。
通っていて「どうかな…」って思ったら、一度別の病院で診てもらうこともいい結果を招くかもしれません。




※初めて行った時の様子~「検査」















| グレースが教えてくれたこと。 | COM(8) |















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