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2012-06-08 (Fri)
The dog actually Timesに、尾形聡子さんが書かれた「ガンの兆候とはどんなもの?」という記事があった。
アメリカの Life with dogsというサイトから、「ガンの兆候トップ10」を紹介してくれている。

グレースが亡くなる前、何の兆候もなかった、・・・というのは正確ではない。
今にして思えば、あれはきっとそうだったんだと思えるものが ひとつある。
うまく説明できない現象、というか音、で、このTop10に載っていないかと見てみたが、残念ながら載っていなかった。


11月の中頃だったと思う。
げっぷのような…でもげっぷとは違う音が聞こえた。
あの音に近い音を書きあらわすのは難しい。
ゲー ではなく、カーッとかグェッ でもなく、kwaよりgwaに近いだろうか(同じ音を出してみようと思っても、それも難しい)。

音が聞こえた時グレースの姿を見ていれば、もっと気に留めていたかもしれないが、
その時も、それから亡くなるまでに3、4回か同じ音を聞いた時も、なぜか私がグレースの方を向いていない時だった。
その「gwaー」のような音が聞こえた時、「んっ?なに今の?グレース?」と振り返っても、本人はいつもと同じ顔をして座っている。
(これもあとで考えると「座っている」時だけで、寝てる時や伏せてる体勢ではなかったと思う)
ヘンな音、と思ったのだが、ご飯を食べて少ししてからだったので、
急いで食べて空気が入ったとか、胸やけとか年齢で消化機能が衰えての何か・・・
それより「ホントにグレース?」といった感じで、深刻に考えていなかった。

あの音=グレースの身体の中で癌に起因する現象 とはとらえていなかった。
ただ、何かの病気でああいう音を犬が出す場合のことが書かれたものはないかと一応探してはみたのだが、あてはまるものが見当たらなかった。
心配するような(げっぷらしき)症状ではないんじゃないかと、先生にも特に伝えていなかった。


「あの時わかっていれば」とかって、自分に対しての憐憫の情を持って取り上げたわけではないんですよ。
あの子に腫瘍があるとわかっても手術は命取りになること、これは副腎の病名がついた時から頭の中にあったし、グレースより先に逝った子達から、積極的な治療がどこまで犬にとって必要か、どんなふうに過ごしていったらいいか、何度も何度も考えさせられてた。
(後悔は、別のことではたっぷりしているけれど、腫瘍については「ああしていれば」「こうしていれば」は考えてもどうにもならないことに振り分けている)
実際には、その時になってみなければどうなるかはわからないのだけど。

ただ、一般的にあげられる徴候だけでなく、いつもとちょっと違う、それは多くの場合「気にするほどのことでもないんじゃない?」で終わるような、病気かどうかといえば黒でもなく白でもないグレーな部分であっても、その子が外に出した兆候かもしれない。
それに気づいたからって何ができるとも限らなくて、
気づくことがいいことかどうかの判断も難しいけれど、
グレースのような病気を持っていなくて、手術が有効な手段の子はたくさんいると思う。

もしグレースが普通に手術のできる子だったら、そして早期に発見できていたら、
手術という選択肢も、腫瘍の種類によってはあっただろうな。


 紹介されているトップ10の兆候の中でグレースに「あてはまる」っていえば、10番の「痛みの動作」なんですが、あの子の場合は股関節などからくるもので、「腫瘍」としてあてはまってるのではなく「痛みの動作がある」という点で。
だから「違う」のだけれど、実はこれもあとで「判断を狂わせたのではないか」と、ほんのちょっとだけ引っかかってます。

亡くなる数日前の散歩で、歩き出して数分で「もう帰る」と言ったこと。

秋から足の調子が良くないのが顕著になってきていたから、雪の中の散歩は痛みがあるだろうなと思っていた。
10センチに満たない積雪でも、グレースの足にとってはつらそうで(本人は脚を引いていても歩いていたけれど)、
だからこの冬のお散歩は歩くことではなく、車に乗って一緒に時間を過ごすこと だった。

実際、脚腰が痛くて「車に戻る」と言ったのかもしれない。
そうだったと思う。
だけどもしかしたら、関節の痛みではなく、癌による身体のだるさ、疲れだったのかもしれない。

やっぱり脚が痛かったんだろうと思うのだけどね。


いつか誰かの参考になるかも と思って書き始めたけど、
結局「ほんとのところはわからない」ことだらけになってしまいました。。。



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